考えること
ああでもない、こうでもない、と試行錯誤できる子は、
「ああ」とか「こう」ということを思いつけるから、試行錯誤できるわけで・・・
考えることができない子は、
「ああ」も「こう」もない。
だから、
「ああ」とか「こう」がどうやったら、思いつくようになるのか、というのがポイントになるわけです。
で、
「ああ」とか「こう」は、無いものは無いのだから、教えてあげないと、
という考え方があります。
けど、周りを見ていると、どうも違うような気がしています。
「ああ」と「こう」を教えても、
「ああ」と「こう」を試すときに思いつかないタイプが目に付くのです。
で、いつまでたっても、「ああ」と「こう」を教え続けないといけないことになってるタイプです。
これは、教えてあげないと、無いものは得られないという前提がおかしいんじゃないのでは?と思うのです。
「考えること」をしなくなったとき、人は滅んでしまうと思うのです。
生き残ろうとする力が、「考えること」をさせていると思うのです。
教えてもらえるという、助けがある状態では、生き残ろうという力は、必要ないのです。
だから、「考えること」をしなくてもいいことになると思うのです。
じゃあ、反対に、極限まで、追い詰めることを繰り返せばいいかというと、
耐えられた子はすごい力を得られるけど、途中で、息絶えてしまう子がものすごいたくさんでてしまうと思います。
それでは、人は滅んでしまう。
教えすぎず、教えなさすぎない。
このコントロールが、大人の役目だと思うのです。
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