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2006年9月 1日 (金)

文字式

中学で、文字を使います。

ここで、いろいろな文章を文字を使って、式化していくことをやります。

ノートを3冊、鉛筆5本買ったら、350円だった

みたいなのですね。

ノートの値段をx円、鉛筆の値段をy円とすると、

3x+5y=350

こんな感じにしていくのです。

で、見ていると、

演算が掛け算と足し算の問題は、間違える子が少ない

ようなのです。

(例によって、自分の見てきた範囲での話なので、言い切れませんが)

逆に、演算が割り算と引き算が入ってる問題は、間違える子が多い

そこで、ぐ~んとさかのぼらせて、数字同士の、足し算、引き算、掛け算、割り算をやってもらいます。

すると、2つの数を、どちらを前にするのか、時間がかかる。

割る数、割られる数が良くわかってない様子。

どうも、それぞれの演算を学習するとき、完全に理解していないのが原因ではないかと推測しています。

で、足し算、掛け算は、交換法則がきくので、文字になったとき、間違いが表面化しにくい。

しかし、引き算、割り算は、そうはいかないので、間違いが多くなる。

割り算を小学校で、最初習うときには、2数が大きい数と小さい数で問題を作っているのがほとんど。

2数を同じにして、どちらがどっちの数かをきちんと明記させるようにしておくことで、

高学年の割合のときの、混乱も防ぐことができると思いますし、

文字式になったときも、割り算に対して、混乱しないんではないかと思います。

演算の意味を理解することなく、

足し算、掛け算は、出てきた2数を足す、かけるして済ます。

引き算、割り算は、出てきた2数の大きいほうを前にするで済ます。というか、切り抜けると表現したらいいでしょうか。

こんな風に、そのときの学習を通過してきた子は、テスト上では、それなりの点数が取れているので、周りは、安心してしまい、その実、理解してないので、その後になって、大変なことになってしまっているというパターンになってしまうような気がします。

演算を計算練習の繰り返しでどうこうしていると、ますます、意味を理解できていない子が増え、中学での学習に支障が出てくるのではないかと思います。

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