トラックバックしていただいたブログを読んで。
数字をランダムに並べたフラッシュカードを覚えるというのがあります。
7個±2個あたりが普通の人のようです。
「192736459」と「123456789」
同じ9個ですが、右側なら多くの人が、覚えていられると思います。
数字の羅列なんだけれども、右側には、左側にはない特性を持たせることができるので
記憶に残りやすくなってます。
この例ですと、数字の、1、2、3、4、5、6、7、8、9って順番が多くの人に共通認識としてあるという特性です。
なので、数字の唱える順番をしらない世界の人だと、右側の数列でも、覚えられないことになります。
こう書いてますと、
「やっぱり最低限の知識は覚えるしかないではないか」
となりますが、それはしかたがないことだと思います。
何にもないところでは、確かに無理です。
けど、九九とか漢字などは、覚えるしかないものではない
というのが、私の立ち位置です。
3の段なら、3×1=3、3×2=6、・・・となっていますが、
「3×1=3」と「3×2=6」の間には何の関係もないかというと、そうではないですよね。
「3×1=3」よりも「3×2=6」の値は「3」大きくなるという関係があります。
で、その関係を意識していれば、身につけるための時間は大幅に短縮されると思います。
先の数列の例のように。
漢字も、「休」という字を例にとれば、
人偏が人を表し、木のそばに人がいる様子を表している字であり、
だから、「休む」という意味を持つものになった。
とつなげていく事によって、記憶するまでの抵抗を少なくすることができると思うのです。
学校での学習で、
「これはどうにもならない、丸覚えするしかない」
というものはほとんどないと思ってます。
で、教える立場の人は、こういったものを、どのように、見て行くといいのかということを、
教えていくのが仕事なのではないかと思ってます。
それを、せずに、繰り返される反復練習というのは、時間を多く費やす割りに、実が少ないものになってしまうのではないのでしょうか。
と、書いてみました。
反復練習自体は、一つの練習法としてありだとは思います。
が、その練習の仕方がおかしいんじゃないかというのが、いろいろ書いてる基になっているんだと思います。
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