書き初め
塾に来ているある子の学校の宿題に
自分で、言葉を選んで、書く、書き初め
というのがありました。
何かイイ言葉ない~?
ということで、
漢詩の本を取り出してきました。
で、選んでもらいました。
選ばれたのは、
白居易
十年常苦学(十年常に苦学し)
一上謬成名(一たび上(のぼ)りて謬(あや)まって名を成す)
擢第未為貴(第に擢(ぬきん)でらるるは未だ貴しと為さず)
賀親方始榮(親(しん)を賀して方(まさ)に始めて栄なり)
時輩六七人(時輩(じはい)六七人)
送我出帝城(我を送りて帝城を出(い)ず)
軒車動行色(軒車(けんしゃ)行色(こうしょく)を動かし)
絲管擧離聲(糸管(しかん)離声(りせい)を挙ぐ)
得意減別恨(得意 別恨(べっこん)を減じ)
半酣輕遠程(半酣(はんかん)遠程を軽んず)
翩翩馬蹄疾(翩翩(へんぺん)として馬蹄疾(はや)く)
春日帰郷情(春日 帰郷の情)
科挙の合格したことを、故郷に帰り、親に報告する、喜びのうたです。
で、ラストの
春日帰郷情
を抜き出して、書くことにしました。
高校受験を目の前にした中3には、ぴったりな漢詩だと思います。
久しぶりの書き初めとなりました。
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