掛け算
「3桁×3桁」を学校でやらなくなったのは、けしからん系の発言が見られますが、
いったい、何桁×何桁までやれば、いいんでしょ?
というわけで、考えました。
1桁×1桁・・・九九だし、これは、仕方がない。
2桁×1桁・・・23×4を例にとると
20×4と3×4の足したものであることと、何十×1桁は、教えないといけない。
3桁×1桁・・・234×5を例にとると
200×5と30×5と4×5の足したものであることは、2桁×1桁から、推測することができる。
何百×1桁(200×5)も何十×1桁から、推測することができる。
2桁×2桁・・・23×45を例にとると
23×40と23×5を足したものであることは、推測できると考える。
23×40の部分は、23×4×10であることを説明すれば、理解可能。
3桁×2桁・・・234×56を例に取ると
234×50と234×6をたしたものであることは、推測できる。
234×50も、2桁×2桁のときと同様、
234×5×10であることは、推測可能。
3桁×3桁・・・234×567で考える。
234×500と234×60と234×7を足したものだということは、推測可能。
後は、234×500が234×5×100であることが推測可能ならば、
できることだと思うし、十分、推測可能なことだと思う。
ということで、かけ算の桁数としては、
3桁×2桁まで、しっかりと理解をしていけば、その後、
4桁、5桁になってもできると思われる。
しかし、形式的に筆算等を教えている学校にいる場合は、この限りではない。
実際、当塾に来ている4年生で確認したところ、
234×56の筆算の
234
× 56
―――――
1404
1170 ←ここの空白
が何なのかは、知らずに計算していた。
その後、3桁×3桁を、問題として出したところ、
百の位の計算した数を、2桁のときと同様に、1つ隙間を空け、書き込み、間違えた。
伝え方次第で、何桁までやっても、無理なことにも陥る。
円周率の、運用の仕方についてもそうだが、範囲がどうのこうのが問題ではないと思う。
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