なぜ同じ授業を受けているのに学力に差がついていくのか?
ということについて思っていることを。
二点。
頭をたくさん使う。
自分なりの結論を持つ。
上の二つですが、
一つ目の、たくさん考えるというのは、まあ、よく言われている
考えた分だけ賢くなるってやつです。
で、二つ目が、授業ならではというか、
授業では、考えた後に、その考えがどうであるのか判定する機会がきます。
問題の回答が合っていたかどうかとか、
討論などで自分の考えは、ほかの子と比べてどうなのかとか。
この自分の考えを振り返る機会を持つことで、より自分の考えを深めることができるわけです。
で、
一つ目は、最初のうちはほとんどの子がクリアしてますが、
苦手意識が出てくると、最初から、考えることを放棄してしまいます。
これで、一つ目による頭の成長が止まります。
で、
二つ目は、時間が関係してきます。
考えていても、結論に到達する前に、授業が進んでしまうという状態です。
これによって、二つ目による頭の成長が止まります。
どちらから先に起こるかといえば、
二つ目。
そして、それが続いていく間に、
差がついていき、その差が、一つ目の状態へ移行していくと考えてます。
なので、できる限り、二つ目を起こさないようにするのが大事だと思うのです。
二つ目を大事にしているのでは、
仮説実験授業(←直しました)のようなものが挙げられるかと思います。
普通、学校で行なわれる研究授業では、
教授法を研究するのが通常ですが、
どのようなことを手立てとすると、
二つ目を起こさないようにできるかを考えていくというのも、
授業研究ということでは重要になると思うのです。
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