ベイブレードとミニ四駆のちがいについて(2001年ごろの記事)
子供たちの間ではやっているものにもう一つ、ベイブレードというものがります。ベーゴマの現代版ですね。
アニメにもなってるし、そうとうはやっているようで、3学期のときにお正月の遊びで持ってきたいと言った子もいるくらい。
ただ単に回すのではなく、改造して楽しむことができるところがいいといわれています。
そこで、私は昔のミニ四駆を思い出しました。
しかし、ここでも以前と今では大きな違いがあることに気がつきました。
ミニ四区の改造は、モデラーが自分で考え、自分で材料を調達し、自分で加工して完成させていったということです。
(ただし、これは一番最初のモデラーにのみ当てはまることですが…)
たとえば、シャーシーに穴をあけて軽量化する。
ボタンをバンパーにつけてコーナーリング性能を高める。
まち針を立てて、転倒防止をする
などなど、初期のモデラーはいろいろな工夫を凝らしていました。
それを見て、他のモデラーもみようみまねで改造に打ち込むことになります。
すると、大会でそういう車ばかりが優勝する。
そこで、田宮側は商品というかたちで、こういった改造ものを商品化することにしました。
自分の腕では無理だった改造が手軽にできるということで、関連商品はどんどん売れて、改造熱も上がっていきました。
ところが、今回のベイブレードは、改造してカスタマイズして対戦できますよというところは同じだけれど、もうパーツが出来上がった状態だといところが最も違う点であるといえます。
商品のないところから考え出していったミニ四駆
最初から改造グッズの揃っているベイブレード
この差は、ものを考えることにおいて、大変大きな違いを生むことになると思います。
また、ベイブレードは回すのにほとんど技術がいりません。
ベーゴマは紐を巻くところからして難しく、上手くまわすのには相当の練習が必要です。
ミニ四区の改造にしても、グッズがでた後であっても、ある程度の手先の器用さが必要になっていました。
そこで今回の結論、
ベイブレードが面白いと思っていては、創造力と手先の器用さが成長しないぞ!
です。
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