できないのは普通と思った方がいいのかもしれない
「厚さ4ミリの本と厚さ5ミリの本を重ねたら、厚さは何ミリになりますか」
4-5=1
1ミリ
小学校3年生の子。
引いてから割る2段階の問題が中3で解けない話を前に書きましたが、
四則計算ができるというのは高度なことなのかもしれません。
できないのが普通だと思って、トレーニング法を新しく考えていく必要がある気がします。
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「厚さ4ミリの本と厚さ5ミリの本を重ねたら、厚さは何ミリになりますか」
4-5=1
1ミリ
小学校3年生の子。
引いてから割る2段階の問題が中3で解けない話を前に書きましたが、
四則計算ができるというのは高度なことなのかもしれません。
できないのが普通だと思って、トレーニング法を新しく考えていく必要がある気がします。
問題
「重さ120グラムのかごにみかんを5個入れて全体の重さを測ったら、
545グラムありました。みかん1個の重さは何グラムですか」
初期
545÷120=4.54・・・・
答え4.54グラム
ということで、ワードで問題文を抜き出して、別プリントにして、
「絵を書いてから答えなさい」でやってもらう。
545÷5=109
答え109グラム
割るのは5だというのは分かったようだ。
絵が小さくて、適当だったので、
抜き出しプリントにして
「大きくて細かい絵を書いてから答えなさい」でやってもらう。
545-120=425
425÷5=85
答え85グラム
おおおっ、正解した。
ということで、今週は問題集のページに挑戦。
他にもできてない問題がたくさんあるのでこの問題の2ページぐらい前のページからスタート。
この問題のページに到達。
545÷24=22.7・・・・
答え22.7グラム
ええええええええっ
問題集のページに単元名「割り算(3)」というのが原因か???
24は、120÷5で出したみたい。
来週は、本物のかごとみかんのかわりにガチャガチャのケースを使ってやってみる。
分かるってのは難しいですねえ。
もっと驚くのは、この当事者は中3であることと、
その子の学校での定期テストとの順位は中間のちょっと下であること。
つまり、中3の半分くらいは、小3以下のレベルであるってこと。
勉強し続ける気持ちを持っていれば、該当学年レベルの勉強ができなくてもかまわないとはいえ、これだけの差となると何かしら対策を考えないといけないんじゃないかと思います。
まず、通常の授業が成り立たない。
昔から、「7・5・3」(理解しているのは小学7割、中学5割、高校3割)
と言われていたけど、今は「5・3・1」ぐらい?
入学の基準の低い公立高校の理科のテストでは、
「太陽系の惑星の名前を書きなさい」
とかの問題が出て、そこに通ってる子は
「おれ、満点かもしれん!」
と喜んでるんだって~と、うちに来ているその子の元同級生が話してます。
中学で低位しか取ったことがない子が、そういった高校に行くことにより、順位が相対的に上昇し、自信を持ち、前向きに生きて行くようになることはいいことではあると思います。
けど、これで、高校卒業認定されるというのもおかしな話。
勉強することを続けて行く気持ちをなくさなければ、該当学年の時に理解できなくてもかまわないという考え方ではありますが、こんだけ差があるとちょっとね。
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